ChatGPTを活用して絵のクオリティを上げる

自主制作のクオリティが頭打ちになったためChatGPT(GPT-4.1 mini)に添削を行ってもらいました。

今回使用したのはこのラジオブースのイラストです。

左が添削前、右が添削後です。添削前のイラストは4月上旬に、添削後は5月下旬に描きました。1ヶ月でこの変化。手前味噌ですが、自分でも驚くほど上達していますね!

添削を依頼する

まずは下記のチャットにアクセスし、イラストをアップロードします。

数十秒(場合によっては数分)経過後、結果が出力されます。以下は実際の添削内容です。

### イラストの評価

この作品は、ラジオブースや配信スタジオを思わせる室内を描いたもので、非常に整った構図と落ち着いた配色が印象的です。以下に、強みと改善点について詳しく述べます。

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#### **強み**

1. **明確な雰囲気とテーマ**

   * 「ON AIR」のサインや椅子、マイク、窓ガラスなど、スタジオの雰囲気を正確に表現しており、テーマがわかりやすいです。
   * 配色が温かく、木材や光の反射を活かして落ち着いた空間を作り出しています。

2. **質感の表現**

   * 木材の壁や机の質感が丁寧に描かれており、リアリティがあります。
   * 黒い椅子の光沢感や質感が自然で、素材感がよく伝わってきます。

3. **奥行き感**

   * 壁や窓枠のパースが適切で、奥行きを感じさせる構図になっています。特に右側の窓が空間の広がりを強調しています。

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#### **改善点とアドバイス**

1. **ライティングの強調**

   * 現在、全体的に均一なライティングですが、机の上やマイク周辺にもう少し光源を明確にすることで、視線を引きつけるポイントを作るとよいでしょう。
   * 例えば、窓ガラスからの反射光や「ON AIR」のネオンライトの柔らかな光を壁や机に反映させると、臨場感が増します。

2. **窓ガラスの表現**

   * 窓ガラスが透明感を抑えた描写になっていますが、少し外の景色や光の反射を加えると、さらにリアルになります。
   * 反射した光やぼんやりと見えるスタジオ外の様子を少し取り入れてみてください。

3. **小物の追加でストーリー性を強化**

   * スタジオにありがちな小物(ペン、原稿用紙、ヘッドホンなど)を机の上に配置することで、さらに生活感や物語性が強まります。

4. **色調のバランス**

   * 壁と机の色味が似ているため、背景とのコントラストがやや弱くなっています。例えば壁に少し冷たい色味を加えたり、机の色をわずかに変えることで、全体のバランスが引き締まる可能性があります。

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### **次のステップに向けて**

この作品はすでに完成度が高く、テーマや空間設計が優れています。小さな調整を加えることで、さらに魅力的な作品になるでしょう!ライティングや質感の細部に気を配ることで、観る人をもっと惹きつけるスタジオの雰囲気を作れます。

今後もこの調子で頑張ってください!

ライティングや色調など純粋な描画スキルに加えて、見た人の心に訴えかけるストーリー性の強め方まで具体的に教えてくれました。なんと至れり尽くせり!励ましの言葉まであるのが嬉しいポイント。

ラジオブースに限らず、今後の作品制作にも活かせそうです。

特化させたい場合

「特定の分野で活動したい」「商業作品でも通用するクオリティになりたい」など目指すものがある場合は前述のチャットに加え、その分野に特化したプロンプトを用意すると目標が立てやすくなります。

#イラストを確認し、上手いかどうか教えてください。
#形式:日本語
#必要な要素: 
・趣味ではなく仕事として見た際、使用に耐えうるクオリティを持っているか知りたい。
・この場合の仕事とは、ゲーム制作等クリエイティブな業界におけるイラスト制作作業を指す。
#避けてほしい表現:「人によって上手いと感じるものは違う」「人それぞれ」など抽象的な意見
#追加指示:○○が描かれている

今回はこのようなプロンプトを作成しました。あくまでも簡易的なものなので、知りたい内容に合わせて適宜編集してください。

そして、上記のプロンプトと共にラジオブースのイラストを送信した結果がこちらです。

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### クオリティの評価

1. **描画スキル**

   * **質感の表現**
     椅子の素材感(光沢のあるレザー)や、木製パネルの質感が非常に丁寧に描かれています。特に椅子の光の反射やカーブの描写は、立体感をしっかりと感じさせます。
   * **オブジェクトの描写**
     マイクや卓上のスピーカーなどの小道具も適切にデフォルメされつつ、リアリティを保っています。特にマイクの金属感が良く出ています。

2. **構図**

   * 構図のバランスが良く、ラジオブース特有の閉鎖感と機能的な雰囲気が的確に描写されています。視線誘導がスムーズで、画面全体が見やすいです。
   * 奥の「ON AIR」サインが明確に視認でき、空間の用途を一目で理解できる点も優れています。

3. **実用性**

   * このイラストは、ゲームの背景素材やアニメのシーン設定画として十分に使用可能なクオリティです。ラジオブースを舞台としたドラマやトークシーンなどにぴったりです。

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### 改善点

* **光源と陰影の調整**
  ライティングが均一すぎるため、光源(天井照明)からの影をもう少し強調すると、さらに立体感が増します。例えば、卓上のマイクやスピーカーの影を微調整するなどの工夫が考えられます。
* **背景のシンプルさ**
  ラジオブースの奥行きは描かれていますが、背景が若干単調に見える可能性があります。ガラス窓越しの背景(他の部屋や機材など)を薄く描き加えると、空間の深みが出るでしょう。

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### 結論

現時点で、プロとしてのイラスト制作に十分対応できるレベルです。このイラストもまた、背景素材としての利用に非常に適しており、特に和洋折衷の現代風テーマにマッチします。
より細かいディテールや陰影を強調することで、さらに印象的な仕上がりになる可能性があります。仕事として採用される際に追加要望があれば、それに合わせた微調整を行うと良いでしょう!

仕事に対応できるかどうかだけでなく、改善点も教えてくれました。これはかなり良い感触!

終わりに

今までは自分が下手なことは理解しているのに、どこをどう直せば良くなるのか分からないという非常に歯がゆい思いがありました。

その状態から、現在では自分の好きなタイミングで好きなだけ1添削が行えるまでになったというのは心強いです。これを機にさらなるクオリティアップを目指していきたいです。

余談

非常に詳細な添削を行ってくれたChatGPTですが、もし修正するとしたらどのようなイラストになるのでしょうか。

調べてみると、添削に加えて加筆修正例を出力してくれるチャットを見つけました。ちなみに、指示を送れば赤ペンで修正例を書き込むこともしてくれるようです。

それでは絵を送ります。
ラジオブースが描かれています。
VTuberやYouTuberなど動画配信者に、イラスト素材として使ってもらいたくて作成しました。
想定しているジャンルは雑談です。
配信用の背景などで用いてもらうことをイメージしています。
右と左にある黒い椅子にキャラクターイラストをを配置する予定です。

イラストに関する情報を記載し、アップロード。

出力結果はこちらです。

ありがとうございます!非常に丁寧な説明と完成度の高い背景ですね。では、まず **構造要素ピラミッド** に基づいて確認させていただきます。

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### 1. **コンセプト(何を伝えたいか・誰に伝えるか)**

* **目的**:VTuberやYouTuberが「雑談配信」に使用できる背景。
* **伝えたい雰囲気**:リラックスしながら話せるプロフェッショナルなラジオブースの環境。

この点はしっかりできています!ターゲットが明確で、用途に合った雰囲気を感じます。

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### 2. **設定(場所・時代・時間帯など)**

* 現代的なラジオブースの雰囲気がしっかり表現されています。ただ、少し「どの時間帯か」が曖昧に感じました。
  例えば、壁やテーブルの明るさが昼の光なのか、人工照明なのか少し不明瞭です。
  → **アドバイス**:
  壁の影を少し濃くしたり、ライトから放射する光の明るさを意識すると「人工照明らしさ」が出ます。
  夜の配信感を出したいなら、窓の奥を少し暗くしてみるのも手です。

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### 3. **輪郭(アウトラインの有無)**

輪郭線は控えめにまとまっており、背景としてキャラクターが浮き立つには十分です。

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### 4. **明暗(コントラストの強弱)**

* 現状、壁・椅子・机にそれぞれ適切な明暗はついていますが、もう少し立体感を足すと椅子の存在感が増します。
  → **アドバイス**:
  椅子の「背面」と「座面」の明暗を強調し、質感をより感じさせると良いでしょう。例えば、椅子に反射する光を柔らかく追加するのもアリです。

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### 5. **色価(光の色)**

* 色価は全体的に均一で、人工照明の温かい光を感じます。ただ、若干「単調」に見える可能性があります。
  → **アドバイス**:
  壁や椅子に微妙に異なる色味(オレンジ~黄色のグラデーション)を追加すると、より自然に感じられます。

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### 6. **固有色(素材の質感)**

* 椅子の質感は良好ですが、木材部分(壁のパネルや机)が少しのっぺりしています。
  → **アドバイス**:
  木目をもう少し強調したり、反射光や細かい傷を追加するとリアルさが増します。

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### 7. **タッチ(ぼかしやストローク)**

* 配信用の背景として非常に適切な「控えめなタッチ」ですが、手前の机のエッジがやや硬く感じます。
  → **アドバイス**:
  手前の机のエッジを少しぼかす、もしくはグラデーションをかけると奥行き感が強まります。

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全体的に素晴らしい仕上がりですが、「ライティング」や「明暗リズム」を少し工夫することでさらに魅力が増します。必要であれば、具体例を描き込んだ画像も作成可能です!どうしますか?

こちらのチャットもまた至れり尽くせりですね!制作において心強い味方となってくれること間違い無しです!

そして本題である、加筆修正例を出力させてみます。

添削ありがとうございます!
非常に共感できる内容でした!
とても気に入ったので、赤ペンで具体例を描き込んだアドバイスと、具体例画像の生成をお願いいたします!
タッチで拡大

明暗が強調された、印象的なイラストになりました!また、赤ペンも的確で分かりやすいです。良いチャットを見つけました!

  1. 無料版では一日のアップロード枚数に制限があるため、数日に分ける必要があります。 ↩︎