当サイトの検索は「Arkhe」独自の機能に加えて「Better Search – Relevant search results for WordPress」を使用して行われています。
調べてみたところ、このプラグインの使い方について解説している日本語のサイトが少なかったため、備忘録としてこの記事を執筆します。
初期設定
ダッシュボードの左メニュー[
Better Search]内[Setup Wizard]から初期設定が行えます。概要です。
[Continue]ボタンを押して次に進みましょう。
- Enable seamless integration(シームレスな統合を可能にします)
-
プラグイン独自のフォームではなく、現在使用しているテーマにあるサイト内検索機能を使います。
元からある機能を強化するようなイメージです。
当サイトで使っているテーマ[Arkhe]にはサイト内検索機能があるため、オンにしています。
- Enable live search(ライブ検索を有効にする)
-
予測検索機能を追加します。
Google等で実装されている、サジェストのようなものです。
- Enable MySQL FULLTEXT searching(MySQL FULLTEXT 検索を有効にします)
-
MySQLを使用した検索に切り替えます。
オンにすると検索結果ページで表示される記述の並び順が「関連度順」になります。
これは後程、キーワードの重み付けにも関わる項目です。
オフにすると、従来の「日付順(記事作成日)」になります。
詳しくは、設定ガイドが掲載されている下記サイト内の項目「Enable MySQL FULLTEXT searching」をご覧ください。
- Number of Search Results per page(ページごとの検索結果の数)
-
項目名通り、1ページ内で表示される記事数を設定出来ます。
- Highlight search terms(検索語を強調表示します)
-
検索結果ページ内において、入力した検索ワードが強調されて表示されます。
- Post types to include(含める投稿タイプ)
-
「投稿」「固定ページ」「メディア」「カスタム投稿タイプ」のうち、検索範囲に含めるものを選べます。
- Post title(投稿タイトル)
-
前ステップ内[Enable MySQL FULLTEXT searching(MySQL FULLTEXT 検索を有効にします)]に関わる数値です。
この数値を大きくすると、例えば「背景」で検索した場合、タイトルに「背景」を含むものが優先して表示されます。
- Post content(投稿コンテンツ)
-
前ステップ内[Enable MySQL FULLTEXT searching(MySQL FULLTEXT 検索を有効にします)]に関わる数値です。
この数値を大きくすると、例えば「背景」で検索した場合、本文に「背景」を含むものが優先して表示されます。
- Search Excerpt(検索 抜粋)
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抜粋を検索範囲に含めます。
- Search Taxonomies(検索 タクソノミー)
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Select to include posts where all taxonomies match the search term(s). This includes categories, tags and custom post types.(すべての分類法が検索語に一致する投稿を含めるように選択します。これには、カテゴリ、タグ、カスタム投稿タイプが含まれます。)
と説明文に記載されていますが、詳細は分かりませんでした。大変申し訳ありません。
- Search Meta(検索 メタ)
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カテゴリー、タグ、カスタムタクソノミー名を検索範囲に含めます。
- Search Authors(検索 著者)
-
著者名を検索範囲に含めます。
- Search Comments(検索 コメント)
-
コメントを検索範囲に含めます。
有料版でのみ設定出来る項目です。
当サイトは無料版のため、説明は割愛します。
General
初期設定が終了した際に表示される[Go to Settings]ボタンを押すと[Settings]タブに移動します。
初期設定で設定した項目と被る部分があるため、このタブ独自の項目のみ解説します。
- Enable search tracking(検索追跡を有効にします)
-
オンにすると、検索キーワードを記録します。
記録は左メニュー内の[Dashboard]から閲覧できます。
- Track admin searches(管理者検索を追跡します)
-
オンにすると、サイトに訪れた人が行った検索だけでなく、サイト管理者が行ったサイト内検索も記録します。
自分のアクセスまで含まれてしまうとキーワードや検索数の計測が難しくなるため、機能のテスト以外ではオフにした方が良さそうです。
- Track editor user group searches(トラックエディターのユーザーグループの検索)
-
オンにすると、サイトに訪れた人が行った検索だけでなく、サイト管理者が行ったサイト内検索も記録します。
この項目は、複数のユーザーでサイトを管理している場合に効果を発揮します。
管理者だけでなく、投稿者などそれぞれの権限を持つ人のアクセスを除外してくれるため、オフにした方が良いでしょう。
権限については下記のサイトが参考になります。
【WordPressのユーザー権限】5種類の権限がそれぞれできること、カスタム方法を解説|ワプ活WordPressの「ユーザー権限」について解説します。WordPressにはデフォルトで5種類のユーザー権限があり、その役割に応じて担当者ごとに個別に権限を…ConoHa - Stop search engines from indexing search results pages(検索エンジンが検索結果ページにインデックスを付けるのを停止します)
-
オンにすると、検索結果ページがGoogle等のインデックスから除外されます。
これはサイト内検索というより、Web上のあらゆる情報を収集する検索エンジンに対しての設定です。
検索結果ページというものはプログラムで自動的に生成されるものです。
それ自体は悪いことではありませんが、検索エンジンからすると「機械的に作られた、中身の無いコンテンツを扱うページ」として認識されてしまうのです。
そしてそのようなページが多いと「中身の無いコンテンツばかりが載った低品質なサイト」として扱われ、検索しても上位に表示されなくなります。
これを防ぐため、基本はオンにします。
- Number format count(数字のフォーマットカウント)
-
Activating this option will convert the search counts into a number format based on the locale(このオプションを有効にすると、検索カウントがロケールに基づいて数値形式に変換されます)
左メニュー内の[Dashboard]から閲覧できる記録と関わっているのでしょうか?
詳細は分かりませんでした。申し訳ありません。
- Link to Better Search plugin page(Better Search プラグインページへのリンク)
-
検索フォーム等に、このプラグインページへのリンクが貼られます。
Search
初期設定で設定した項目と被る部分があるため、このタブ独自の項目のみ解説します。
Exclusion options
- Exclude password protected posts(パスワードで保護された投稿を除外します)
-
項目名通り、パスワードで保護された記事を検索範囲から除外します。
- Exclude post IDs(投稿IDを除外する)
-
投稿IDを指定して、ページごとの除外が出来ます。
- Exclude Categories(カテゴリを除外します)
-
カテゴリーのスラッグ(カテゴリーを新しく追加する際に決めた、任意の文字列。URLの一部にも使われる。)を指定して、カテゴリーごとの除外が出来ます。
Banned words options
- Filter these words(これらの単語をフィルタリングします)
-
特定の単語を検索しても、検索結果に出ないようにします。
イタズラを防ぐ等の目的で使われます。
- Filter whole words only(単語全体のみをフィルタリングします)
-
上記の単語を検索した場合、部分一致か完全一致か選ぶことが出来ます。
しかし、このプラグインに登録されている単語は全て英単語のため、日本語でも機能するかは分かりませんでした。申し訳ありません。
- Stop query on banned words filter(禁止語フィルターのクエリを停止します)
-
禁止語句で検索された場合「Not Found」ページに遷移するかどうかを設定出来ます。